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テラス(女子)敗れる ハンドボール日本選手権


テラス(女子)敗れる ハンドボール日本選手権 テラス―筑波大 シュートを放つテラスの朴宣映=25日、岩手県の花巻市総合体育館((C)JHA/Yukihito Taguchi)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 ハンドボールの第75回日本選手権大会(女子の部)が25日、岩手県の花巻市総合体育館で行われ、2回戦からの出場となったザ・テラスホテルズラ・ティーダは筑波大学に34―41で敗れた。

 前半、テラスは筑波大にポスト位置から得点を重ねられたが、朴宣映の個人技や杉本七海が右サイドから得点を重ね、14―19と食い下がった。後半に入ると反則を取られて退場が重なり、その間に筑波大に点差を広げられてしまった。前屋敷龍佳の速攻などで追いかけるも点差は埋めきれず、34―41で敗れた。

ポスト位置失点と退場響く

 テラスは年代別も含めて多くの日本代表経験者がいる筑波大にポスト位置から得点を決められ、2分間退場からの連続失点も響き、ハイスコアゲームとなった試合を7点差で敗れてしまった。

 特に個人の能力が高い筑波大のバックプレーヤーを抑えることに注力したテラス。しかし、バックを警戒し手薄になったポスト位置から何度も得点を決められた。逆にポスト位置を警戒し複数人で守っていると、空いたスペースを使われ失点。さらに点差が開いたことで焦りからの守備の反則で、2分間退場を繰り返してしまう。その間にさらに点差を離された。

 攻撃では得点源だった上地涼奈がけがで不在の中、若手が活躍した。朴宣映がゲームをコントロールしながら得点を重ねた。當山桃加はロングシュート、前屋敷龍佳は速攻、杉本七海の右サイドからのシュートとそれぞれが強みを見せた。

 守備での課題は見えたが、攻撃では攻撃の軸がいない中での若手の活躍は好材料だ。東長濱秀作監督は「負けはしたが若手選手がゲームを組み立てられているのはプラス」と年明けのリーグ戦に向け、手応えも感じているようだ。

 (屋嘉部長将)

▽2回戦
筑波大
 41―34(19―14,22―20)
ザ・テラスホテルズ