【熊本地震】帰省学生も「できることから」


社会
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看板作りをする喜屋武春菜さん(写真左端)=18日、那覇市内

 熊本地震で被災した県出身の大学生が帰省し、被災地への支援金を募っている。学生たちは「熊本のため沖縄からできることがあるはずだ」と意気込み、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで友人に呼び掛け、近く県内で募金活動を行うことを決めた。

 「必死の思いで沖縄に帰ってきたが、友人らを残してきたことに罪悪感を感じる」。西原町出身で、熊本県玉名市の自宅アパートで被災した喜屋武春菜さん(20)=九州看護福祉大学=はうつむく。沖縄に戻ったが、「被災者のため何かしたい」と県出身の知人らに相談した。同大の国吉美耶(みや)さん(21)=那覇市出身=は「沖縄からできることがあるはずだ。落ち込んでばかりはいられない」と言葉に力を込めた。