経済

宮古島子牛、最高129万円 家畜市場競り 熊本の業者も参加

宮古家畜市場で取引される子牛 =19日、宮古島市

 【宮古島】宮古家畜市場の競りが宮古島市の同市場で19日に開かれ、子牛の取引で同市場最高額の約129万円の値がついた。取引の中心となる子牛の平均価格も過去最高を更新し、今年1月の競りより約6万円高い約75万6千円(税込み)だった。関係者は「全国的な子牛不足に加え、血統がよくきちんと飼育された牛が出品された」と説明した。熊本県の肥育業者も競りに参加しており、宮古市場関係者は「地震の影響はない」とみているが、本土業者の肥育や運送で一部に影響が出ている。
 子牛は407頭が取引された。平均体重は約262キロ。1キロ当たりの単価は2893円。成牛を含む総上場頭数は456頭で、455頭が取引された。平均価格は約73万6千円、1キロ当たりの単価は2592円。売上総額は約3億3574万6千円だった。

 砂川辰夫JAおきなわ宮古地区畜産振興センター長は「幸先の良いスタートが切れた。不安要素が見当たらないので、これからも高値傾向が続くと思う」と語った。
 一方、市場関係者によると、子牛を購入した熊本県の業者は、肥育施設の停電や断水が起こる可能性があり、直ちに牛を持って帰れない状況だ。宮古市場が1週間、子牛を預かる予定。山形県の業者も購入した牛を鹿児島県から陸路で搬送する予定だったが、道路の損傷や渋滞を危ぶみ、1週間ほど同市場にとどめおくという。
 熊本地震を巡っては、定期的に子牛を買い入れている家畜改良事業団(東京)の熊本種雄牛センター(熊本県西原村)が、施設被災や輸送路の断絶により、予定していた約30頭の購入を取りやめた。









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