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浦添市区、維新の擁立調整続く 那覇市・南部離島区、17人が出馬の動き乱戦に<2024県内政局>県議選④


浦添市区、維新の擁立調整続く 那覇市・南部離島区、17人が出馬の動き乱戦に<2024県内政局>県議選④
この記事を書いた人 Avatar photo 佐野 真慈

浦添市区(定数4)

 前回選は新型コロナの影響で公明が候補者擁立を取りやめ無投票となった。今年の選挙は1日時点で現職3、新人1の計4人が名乗りを上げる。

 県政与党は共産公認の西銘純恵氏(72)が5期目、社大公認の当山勝利氏(61)が3期目にそれぞれ挑む。

 野党自民は前回選で8年ぶりに浦添市区での議席を奪還した現職の島尻忠明氏(57)が2期目へ始動している。

 中立の立場では維新所属の浦添市議、亀川雅裕氏(71)が出馬意向を示す。維新現職で県議会議長の赤嶺昇氏(56)は次期衆院選への出馬を予定。同氏も後継擁立に向け動いており、同市区の候補者については今後も維新内で調整が続くとみられる。公明も新人擁立に向け調整を続けている。

那覇市・南部離島区(定数11)

 県都那覇市の動向は、これまで国政選挙や知事選など大型選挙の行方を左右してきた。現段階では定数11に現職9人、新人8人の計17人が出馬の動きを見せており混戦の様相を呈している。

 与党は社民の崎山嗣幸氏(75)が今期での引退を表明、後継にあたる新人で那覇市議の與儀喜邦氏(67)が立民の公認を得て初当選に臨む。同じく立民公認の喜友名智子氏(47)は2期目に挑戦する。共産は渡久地修氏(70)が5期目、比嘉瑞己氏(49)が4期目に向けて活動を始めた。上原快佐氏(43)は無所属の立場で2期目を狙う。現職の比嘉京子氏(73)は次期衆院選に意欲を示しており、県議選は出馬しない方針。新人では、議員秘書の喜屋武幸容氏(50)は社民の公認を得ている。社大は那覇市議の平良識子氏(44)の公認を発表した。

 野党の自民は西銘啓史郎氏(65)が3期目に、仲村家治氏(62)と新垣淑豊氏(48)は2期目に向けて勢いを付ける。また新人で出馬を予定する那覇市議の坂井浩二氏(49)と那覇市議の吉嶺努氏(47)の2氏にも推薦を出している。

 中立の立場では、公明の上原章氏(68)が6期目に臨む。公明は新人として那覇市議の糸数昌洋氏(63)も擁立する。

 維新は昨年に復党した當間盛夫氏(63)が6期目に向け支持固めに動いている。

 新人で中立の立場では前那覇市議の仲松寛氏(61)=無所属=が出馬を決めている。那覇市議の前泊美紀氏(51)=無所属=を推す声も出ている。

 那覇市議会から6人以上の候補者が出れば、欠員7人となり市議会補欠選挙が行われる。市議の辞職の時期によっては県議選と同日選挙となる可能性もある。