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【久米島】町在住の前原一統(かずのり)さん、初子さん夫婦がこのほど、国内では大変珍しい小型のタカ「カタグロトビ」を久米島の西部で撮影した。
前原さんによると、10メートル近い風が吹く中、空中で一定の場所に羽ばたいて止まるホバリングや、翼をVの字に保ち凧(たこ)のように一定の場所にとどまろうとするソアリングなどをしながら、サトウキビや牧草の収穫後の草地でバッタや小鳥などを捕食する様子が観察できた。
前原さんは「青空に両翼の先端が三角に黒く、白いブーメランのような鳥を見つけたときは一瞬頭の中がパニックを起こした。久米島はカタグロトビをはじめカンムリカッコウなど、驚かされる鳥に出合える島だ」と話した。
(中島徹也通信員)