宮城島の魅力満載 自慢の芸も披露 たかはなり市


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
フラを披露する児童ら=3日、うるま市与那城の宮城島

 【宮城島=うるま】うるま市与那城の宮城島で3、4の両日、島の特産品や料理、芸能を一堂に集めた「第7回たかはなり市」(同実行委員会主催)が開催された。宮城島にある高台「シヌグ堂」で3日、開会式が開かれ、地域住民100人超が集まった。会場には、島ラッキョウやドーナツなど同市内で取れた農水産物、手料理などが並んだ。舞台では祭りに合わせて帰省した児童や隣接する島々から来た参加者が、エイサーや三線など自慢の芸を披露し、会場を沸かせた。

 たかはなり市は、宮城島にある4自治会が協力し、年に1度実施している祭りで、舞台から装飾、PR活動など全て地域住民の手作りで行う。今年は出展、出演を合わせると計約35団体に上り、昨年より約10団体増加したという。
 実行委員会代表を務める上門優子さん(56)は「住民が協力して経費をかけずにやっている。祭りに周辺離島や本島から多くの人が訪れる。子どもから大人まで楽しめる祭りにしたい」と継続的な開催に意欲を見せる。
 友人と一緒にフラダンスを披露した城間琥珀(こはく)さん(11)=彩橋小6年=は「緊張はしなかったけど、本番では少し失敗してしまった」と笑顔で話していた。

宮城島の住民が協力して開催している「たかはなり市」でエイサーを披露する児童ら=3日、うるま市与那城の宮城島