校歌探訪 竹富町立小浜小中学校


この記事を書いた人 上原 康司

 NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台となった竹富町小浜島。中央に標高99メートルの大岳(うふたき)がそびえ、四方の海沿いに白浜の自然美が広がる。小浜小中学校は島唯一の学校で、この大岳を背に120年の歴史を刻んできた。
 島の象徴である大岳は校歌の歌い出しで登場し、一日の始まりに目にする島の風景を呼び起こす。現在はサトウキビ畑が多いが、かつては豊かな水田が広がっていた。1番の歌詞では、豊に実り風に揺れる稲穂を「黄金波打つ」と当時の情景を表現。続く2番で「月影おどる白浜に」と自然が移ろう一日の様子を描いている。