キングス勝利 TKbjリーグプレーオフ西準決勝第1戦 大阪に82-74


この記事を書いた人 新里 哲
キングス-大阪 第4クオーター、ゴール下に切れ込んでシュートを決めるドゥレイロン・バーンズ=7日、沖縄市体育館(諸見里真利撮影)

プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区2位)は7日、沖縄市体育館で大阪エヴェッサ(同6位)とプレーオフ西地区準決勝第1戦を行い、82―74で勝利した。

 第1クオーター(Q)開始直後は互いに点を取り合う接戦になったが、徐々にキングスのミスが増えて大阪にリードを許した。第2Qも大阪が先行したが、キングスはアンソニー・マクヘンリーが点を重ねてクロスゲームに持ち込んだ。34―35で迎えた第3Qは序盤から勢いに乗って逆転すると、ドゥレイロン・バーンズの連続3点弾などで引き離した。第4Qも攻守で足を止めることなく、粘る大阪を振り切った。大阪との第2戦は8日午後1時から同体育館で行われる。対戦成績が1勝1敗となった場合は前後半5分の最終決定戦でファイナルズへ勝ち上がるチームを決める。(観客3484人)

 【西カンファレンス】
▽準決勝第1戦(琉球1勝)
琉球ゴールデンキングス(リーグ2位)
 82―74(17―20,17―15,25―15,23―24)
大阪エヴェッサ(リーグ6位)

 【評】最後まで足を動かし続けたキングスが大阪との接戦を制した。前半は各選手が点に絡んだ大阪が主導権を握り、キングスはミスからペースを乱した。後半は開始直後からキングスがリングにアタックし、大阪の体力を徐々に削った。第4Qもキングスは動きを止めず、ファウルゲームで粘る大阪に逆転を許さなかった。大阪は終盤にかけて足が止まったことが響いた。(平安太一)

◆散々なゲームをどうにか勝てた
 伊佐勉監督(キングス)の話 散々なゲームだったのをお客さんに助けられた。どうにか勝つことができたけど内容は良くない。ミスがあったし、打たされている感じのシュートがたまたま入っただけだった。自分たちがやろうとしているバスケではない。ミーティングをして(次戦で)やり直したい。

◆後半に48失点 取られすぎだ
 桶谷大HC(大阪)の話 前半の各クオーターは18点以下に抑えることができたけど、後半に48失点は取られすぎだ。選手たちをもう少しスローダウンさせるような采配も必要だった。僕らは一つ負けているので、明日(8日)は開き直って1点差でも勝ちたい。

◆指示体現し、後半支配
 伊佐勉監督が「ラン(走れ)」と叫ぶ。ボールを手にしたキングスの選手たちは全力でリングを目指し、シュートをねじ込む。1点ビハインドで迎えた第3Q。開始直後から積極的に攻め続け、約3分で9得点を挙げた。さらには大阪を0点に抑える好守備も光り、一気にリードを広げた。
 前半は苦難の連続だった。大阪の堅守を崩せずに、外から難しいシュートを打たされた。どうにか点を重ねても大阪にリードを奪われ、ミスを重ねて好機を失った。伊佐監督は「流れが来てもミスで逃していた」と渋い表情で振り返る。それでも、「うちのテンポでバスケができているので心配はしていなかった」。
 後半を前に伊佐監督が出した指示は「ペイントエリアに進入すること」だった。外でボールを回さず、どんどんリングにアタックする。指揮官の言葉を、選手たちが形にした。バーンズは「下を見ずポジティブにプレーした」とインサイドを切り崩し、外からもリングを射抜いて点を重ねた。マクヘンリーとの連携も光り、「コミュニケーションを密にとって一番、機能することを探した」とうなずいた。
 昨季はつまずいたPOの準決勝で、まずは1勝。しかし相手は強敵の大阪で、第2戦も激戦が予想される。伊佐監督は「チームでプレーしてお客さんも一緒になって進める」と言う。次戦がbjリーグでは最後のホーム戦になる。選手もファンも一体となって戦う最高の舞台で、強敵に立ち向かう。(平安太一)