スポーツ

県陸上選手権 津波、走り幅跳び大会新

 陸上競技の第67回沖縄選手権大会兼国民体育大会選考会が7日、県総合運動公園陸上競技場で開幕した。男子一般走り幅跳びでは、津波響樹(東洋大1年)が従来の記録を17センチ上回る7メートル69センチの大会新記録で優勝。男子一般400メートルリレーは名桜大AC(小森翔、福島崇将、當眞裕樹、知念玲亜)がこれまでの記録を0秒11縮める40秒81の大会新で優勝した。


男子一般走り幅跳び 大会記録更新となる7メートル69の力強い跳躍を見せる津波響樹(東洋大)=7日、県総合運動公園陸上競技場

◆大学日本一へ 津波、飛躍誓う
 2回目の試技。東洋大1年の津波響樹は追い風を背に全力で走り始めた。同大陸上競技部の短距離練習で速度を増した助走を左足で踏み切り、宙を進んだ。右下に見える飛距離の表示が7メートルを大きく越える時、「自己ベストが出た」と直感した。着地後、風速計に駆け寄ると追い風1・4メートル。「参考記録にはならない」。安心したところで最後に、大会新記録7メートル69の数字をしっかりと確認した。
 7メートル55の自己ベスト更新も昨年6月の全九州高校総体以来だ。だが、うれしさよりも、あと4センチ以上で超える沖縄記録7メートル73と意識しすぎたため、3回目以降、ファウルに終わる。「さらに記録を伸ばしたい気持ちが強すぎた」と苦笑いを見せた。
 もう一つの反省は、増した助走速度をまだコントロールできず、ブレーキを掛けてしまうこと。「うまくやればもっと記録は伸びる」。調整を急ぐつもりだ。
 大学進学後の大会で好スタートを切った津波。同じ陸上部には男子100メートル日本歴代2位10秒01の自己記録を持つ桐生祥秀もいる。「近くにいても記録ははるか先。だけど、レベルの高いところで練習している実感がある。高校で日本一になれなかったので、大学では1位を目指していく」と、さらなる飛躍を誓った。(嘉陽拓也)


男子一般400メートルリレー決勝 名桜大ACの第3走者・當眞裕樹(右)からバトンを受け、大会新につながる力強い走りを見せるアンカーの知念玲亜

◆ぶっつけ本番、実力者ぞろい 名桜大AC
 男子一般400メートルリレーで、第1走者の小森翔からダントツの速さを見せた名桜大ACは、第4走者の知念玲亜の独走状態でゴールした。実は、第3走者の當眞裕樹が県外在住のため、調整は当日朝のみ。第2走者の福島崇将は今大会からリレーメンバーに加わった。表彰式後、4人は「皆、社会人として練習時間も限られているが、大会新記録はうれしい」と笑顔を見せた。
 ぶっつけ本番の要素ばかりだが、福島以外は2014年の九州選手権で優勝した実力者ぞろいのチーム。知念は「九州制覇のプライドがあるので、うちには勝てないという勝負強さを見せたかった」と胸を張った。
 個々の実力は高いがバトンパスは改善の余地が大きい。知念は「決勝は予選よりうまくいったが、さらに修正できれば40秒2はいける」と自信を見せた。



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス