【中国時報】台南産マンゴー凶作 寒波と雨、バンレイシも


社会
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 100年ぶりに記録を更新した大寒波と大雨で、台南のマンゴーやバンレイシの生産が危ぶまれている。バンレイシ農家では4、5月は例年なら一日中人工授粉に追われるが、今年は7割以上の果樹が枯れてしまっている状態である。

 台湾南部の玉井や南化のマンゴーも深刻である。マンゴーは11月ごろに開花を迎え、その時に低温で乾燥していることが条件となるが、昨年は気温が高く、降水量も例年に比べ多かった。さらに今年に入って強い寒波に見舞われた上に、歴史的な大雨で開花や実の成熟に大きな影響が出た。
 そのため今年のマンゴーの生産量は去年の2割か3割にとどまると言われてている。これはこの50年で最悪の事態である。