辺野古、スパット台船解体へ フロートは撤去されず


この記事を書いた人 金城 美智子
大型クレーン船につり上げられ、解体作業が進んでいるとみられるスパット台船=10日午前11時37分、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖に停泊していたボーリング(掘削)調査用のスパット台船1基が10日午前、大浦湾内にある大型クレーン船の船上に移された。解体に向けた作業を進めているとみられる。

 8日までに停泊していたスパット台船2基のうち、1基は9日に解体済み。残る1基の解体作業が10日午前から進められている模様だ。一方、フロート(浮具)を撤去する作業は同日午前には確認されなかった。
 辺野古移設に反対する市民らは10日午前、抗議船2隻、カヌー約10艇で監視、抗議活動を実施した。市民らは防衛局の船などに向けて「早くフロートを撤去するべきだ」「台船、コンクリートブロックも速やかに撤去してほしい」と訴えた。
【琉球新報電子版】