被災地支援の決議可決 九州市長会、南城市で総会


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
各県提出議案などを審議した九州市長会=11日午後、南城市佐敷新里のユインチホテル南城

【南城】第118回九州市長会総会が11日、沖縄県南城市で開かれた。九州各県の市長118人中106人が出席し、熊本地震被災地への支援などを求める決議を全会一致で可決した。

 決議文は被災者の避難生活支援、生活再建支援、被災児童生徒らの教育支援など10項目。「被災地の状況をしっかりと踏まえながら、一日も早い被災者の生活再建、被災地の復旧・復興に向けた取り組みを強化、加速し、既存の法制等にとらわれることなく、迅速かつ万全の措置を講ずるよう強く要請する」と求めている。6月上旬にも国に要望する。
 総会では各県提出議案として13議案を審議し、承認した。10議案に絞り、6月上旬開催の全国市長会へ提案する。
 役員改選では2016、17年度の会長に鹿児島県の森博幸鹿児島市長を再選。10月ごろ開催予定の次期総会の開催地には福岡県大牟田市が選ばれた。
【琉球新報電子版】