【本部】本部町近海で採集されたスナギンチャクが、国内では初記録となる「ダルマスナギンチャク」であることをジェイムズ・ライマー琉球大准教授や沖縄美ら海水族館職員の東地拓生さん、野中正法さんが共同で確認した。スナギンチャクは群れで生息するのが一般的だが、ダルマスナギンチャクは単体で生息する非常に珍しい種類。展示は同水族館で9日から始まっている。29日まで。
展示されているダルマスナギンチャクは体長約9センチで、本部町周辺の浅い砂礫底で採集された。同水族館は「沖縄の生物の多様性を示す興味深い例だ」と多数の来場を呼び掛けた。