経済

USJ沖縄進出撤回 沖縄県民は…

 雇用や観光振興への期待が高まっていたUSJの沖縄進出計画が撤回され、県民からは落胆の声が漏れた。これまでになかった大型テーマパークを心待ちにしてた人々が「残念」と肩を落とす一方、降って湧いた“政治主導”の大型計画を懐疑的に見ていた県民も多く「最初から無理だと思っていた」という冷めた反応もあった。

 候補地に挙がっていたのは名護市や本部町の北部だった。名護市陸上競技場で娘の練習を見守っていた主婦の比嘉奈美子さん(30)は、計画撤回の一報を受け「『USJができたら毎週遊びに行けるね』と子どもたちと話をしていた。本当にできるのかなという気持ちもあったけど、できてほしいと願っていたのでやっぱり残念だ」と声を落とした。
 那覇市のパレットくもじ前では、落胆と冷ややかな受け止めが交錯した。
 森田和也さん(32)=会社員=は「子どもと遊びに行こうと思っていた。とても期待していたのでがっかりした」と落胆。「家族で遊べる場所が増え、観光客の集客など経済振興にも役立つと思っていたのに」と話した。
 「雇用面も含めて、経済的に良い効果があると思っていたが、残念だ」と話すのは金城常詔さん(39)=調理師。計画が出た当初は期待したが、具体的な話が進展しないまま撤回となり「どんどん現実味がなくなっていった。『やっぱりな』と思う面もある」とため息をついた。
 大城かおりさん(28)=会社員=は「政治的な意図が感じられたこともあり、実現に期待していなかった」と険しい表情。比嘉俊一さん(60)=会社員=は「政治とは関係なく、観光資源としてあった方が良かったので残念だ。ただ、人工施設に頼らず、人的な魅力を磨くことでリピーターを増やすことはできる。USJより、沖縄の魅力を県民全体で意識していくべきだ」と話した。



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