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地震で大きな被害を受けた熊本県で、自宅が壊れランドセルを取りに戻れない子どもたちに届けようと、那覇市立安岡中学校の生徒会はランドセルを50個集めた。13日、琉球倉庫運輸の協力で熊本に送る。
同中卒業生で、現在おい2人が同校に通う仲村真理子さん(50)=那覇市=が、熊本県に住む友人からランドセルの相談を受けた。PTAを通して生徒会に伝わり、11日から1年生を中心とする生徒らに呼び掛けた。生徒会長の上地竜馬さん(14)は、ニュースで被災地の状況を見ていた。「自分たちができることをやろう」と思った。配送料に使ってほしいと、PTAや地域の団体、仲村さんの友人から寄付金が寄せられた。
生徒会副会長の上原美杏(びあん)さん(14)は「私たちにできることはお金より物だ。小さな支援だが、一日も早く復興につながればうれしい」と話した。同じく副会長の上原慈生(いつき)さん(14)は「ランドセルが被災し落ち込んでいる子どもたちにとって、学校に通う希望や力になってくれるといいな」と被災地を思いやった。