【糸満】糸満市の高嶺小学校(嶺井均校長)で11日、ゴーヤーの魅力を子どもたちに伝える出前授業が開催された。4年生45人が参加し、ゴーヤーの歴史や生産方法などについて学んだ。給食ではゴーヤーのジュースやゼリー、サーターアンダギーを試食し、栄養たっぷりのゴーヤーの味を楽しんだ。
主催は農家とJA、行政でつくる糸満市農業戦略産地連絡協議会(上原司会長)。「ゴーヤーの日」の5月8日から「裏ゴーヤーの日」の8月5日までの期間、ゴーヤーの消費拡大に向けたPRイベントを行っている。
出前授業では、JAおきなわ南部地区営農振興センターの立石豊さん(21)がゴーヤーについて解説。「ゴーヤーの原産地はインド」と話すと、子どもたちは「知らなかった」と目を丸くしていた。
伊波真之介君(9)と島袋来基君(9)はゴーヤーで作ったコップに入ったゴーヤーの搾り汁をぐいっと飲み干した。2人は「苦いけど、おいしいです」と少し涙目で語った。知念沙楽さん(9)は「沖縄では戦前から食べられていたことや風邪の予防になることを知り、すごいと思った。たくさんゴーヤーを食べようと思う」と話した。