女子サッカー選手育成へ 沖縄女子短とヴィクサーレ連携


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女子サッカー選手の育成などに関する連携協定書を手にする沖縄女子短期大学の石川秀雄理事長(右)とヴィクサーレスポーツクラブの加藤久理事長=14日、沖縄女子短期大学

 【与那原】県出身女子サッカー選手の育成に向け、沖縄女子短期大学(鎌田佐多子学長)とNPO法人ヴィクサーレスポーツクラブ(加藤久理事長)は14日、同大で「包括的連携に係る協定」を締結した。これにより同大の女子サッカー部員がヴィクサーレの女子サッカーチーム「ナビィータ」に参加し、専門的な指導を受けることが可能となった。締結式で加藤理事長は「なでしこリーグの頂点を目指す選手を沖縄で育てたい」と抱負を語った。

 同大によると、沖縄は高校までの女子サッカーの競技人口が全国的に高いが、高校卒業後に活動する環境の整備が不十分なため、多くの選手が県外に出て行くことが課題となっていた。
 県内に女子サッカー選手を育成する場をつくろうと昨年から同大とヴィクサーレが協議を重ね、協定の締結が実現した。今後は共同で選手を育成するとともに、同大の施設を活用したスポーツ振興イベントも開催する計画だ。
 同大女子サッカー部の大城とものさん(19)は「ナビィータの選手から技術を学び、チームのプレーに生かしたい」と話した。