那覇-宮古・石垣便の再開を 副知事らがスカイマーク社長に要請


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スカイマークの市江正彦社長(左端)に要請書を手渡す浦崎唯昭副知事(同2人目)ら=16日午後、東京都大田区のスカイマーク本社

【東京】県の浦崎唯昭副知事と宮古島市の下地敏彦市長、石垣市や竹富町の幹部らは16日、那覇―宮古、那覇―石垣の両路線を運休している航空会社スカイマークの本社に市江正彦社長を訪ね、路線の再開と本土からの宮古、石垣への直行便再就航の検討を要請した。

 市江社長は要請後の取材で「離島の事情はよく認識しているが、乗客数や料金などを検討しないといけない」と両路線の再開に前向きな姿勢を示しつつ、「民事再生を終えたばかりなので、2~3年くらい先を考えないといけない」とも述べ、明言はしなかった。
 同社は民事再生法の適用申請に合わせ、昨年3月末に宮古、石垣路線から撤退した。
 浦崎副知事は「地元住民や観光誘客に大きな影響がある」として就航再開などを求めた。
 3月には民事再生手続きが終結したことから県知事と宮古島、石垣、竹富、与那国、多良間の5市町村長が連名で要請している。
【琉球新報電子版】