石垣市が「尖閣情報データベース」開設 地元紙記事など収集


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
尖閣諸島の土地台帳や関連記事を検索できるシステムを説明する市史編集課の担当者ら=17日、石垣市役所

 【石垣】石垣市は17日、明治から平成にかけて新聞に掲載された尖閣諸島に関する記事などをまとめた「尖閣関連情報データベース」システムを、ホームページ上に開設した。

 データベース化した記事は1898年7月17日から2011年3月31日までに地元紙などに掲載された1182件。市教育委員会市史編集課が保管する資料から明治期の琉球新報や地元紙計11社の記事を収集した。そのほか、明治の官報22件、土地台帳17件も検索できるようにした。
 古い記事では尖閣諸島開墾の広告や研究者の調査に関する情報などが分かるという。
 尖閣諸島が市の行政区域であることを内外に発信する事業の一環で、一括交付金などを活用し3年かけて整備した。総事業費は約429万円。
 中山義隆市長は「尖閣は紛れもなく日本の領土だ。市の行政区域であり、その歴史的な流れを見てほしい」などと事業の意義を強調した。http://senkaku.upct.jp/100000/100500/senkaku/