「なぜすぐに知らせなかった」 読谷ダイオキシン、住民らが県に質問状 


この記事を書いた人 金城 美智子
米軍読谷補助飛行場跡地での土壌汚染で、県に13項目の質問状を提出した読谷村の環境問題を考える会の新里春子世話人(中央)ら=19日午後2時、県庁

 米軍読谷補助飛行場跡地で、ダイオキシン類や鉛で汚染された土壌が処理されずに行政間でたらい回しになっている問題で、読谷村民らでつくる「読谷村の環境問題を考える会」などのメンバーが19日午後、県環境整備課を訪ね、ダイオキシン類の人体への影響などを含め13項目の質問状を提出した。

 質問項目は、汚染土壌が見つかった場所が土壌調査の対象になった経緯や、汚染場所周辺の土壌撤去と検査の有無、汚染場所で行われていた畑地整備事業内全ての土壌検査をする必要性についてなど13点で、6月1日までに文書での回答を求めた。
 同会の新里春子世話人は「汚染が分かってからなぜすぐに知らせなかったのか。近くには公園や住宅があり住民への影響が心配だ」と話した。県環境整備課の担当者は「質問事項を確認して、回答を検討したい」と話した。【琉球新報電子版】