社会

米軍属、乱暴目的と供述 「刃物で刺した」 女性遺棄事件

うるま署から那覇地検に身柄を送致される容疑者=20日午後2時32分、うるま市のうるま署

 米軍属女性死体遺棄事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元米海兵隊員で軍属の容疑者(32)が「乱暴しようと思った。首を絞め刃物で刺した」などと供述していることが20日、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、遺体発見時に身に着けていた衣服に刃物で刺したような穴が空いていたという。県警は容疑者が女性暴行目的で女性に接触したとみて、強姦致死容疑や殺人容疑での立件も視野に捜査を進めている。

 県警は同日、容疑者を死体遺棄容疑で那覇地検へ送検した。女性の遺体を司法解剖したが、死後約3週間が経過しており、死因の特定には至らなかった。

 捜査関係者によると、容疑者が任意提出した車の中に、女性のものとみられる血痕が少量付着していた。女性が持っていたスマートフォンや鍵、履いていた靴は見つかっていない。

 女性のスマホの発信記録はうるま市州崎周辺で4月29日午前2時40分ごろに途絶えている。同居中の交際相手が同日午前1時58分に、無料通信アプリLINE(ライン)で「今から帰る」と送信すると女性のスマホで既読となったが返信はなかった。県警は同容疑者が死体を遺棄した後、女性のスマホを操作し交際相手の送信を既読にしてから投棄した可能性があるとみて捜査している。

 県警によると容疑者は、基地内でインターネット通信事業を手掛ける会社に務めていた。同容疑者は米軍属で、米兵と軍属の保護などを定めている日米地位協定で保護される権利を有しているが、今回の事件を巡っては(1)公務外の犯行(2)基地外に居住し、日本側当局が先に身柄を確保した-などの条件が重なり、起訴前の身柄の引き渡しなど、地位協定を巡る問題は生じていない。

 接見した弁護士などによると、容疑者は米ニューヨーク州出身という。



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