雌牛一戸一頭増へ 肉用牛生産者大会で取り組み確認


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
肉用牛振興に向けガンバロー三唱する参加者ら=20日、宜野湾市のジュビランス

 繁殖母牛の増頭や生産基盤強化を目指し「第2回肉用牛振興生産者大会」(JAおきなわ、JAおきなわ肉用牛生産振興協議会主催)が20日、宜野湾市のジュビランスで開かれた。生産者ら約250人が参加。振興に向け繁殖雌牛の一戸一頭増頭や一年一産などに取り組むことを確認した。

 肉用牛生産振興協議会の宮城満会長は生産者の所得向上には「市場ニーズに合った素牛づくりが必要不可欠だ」と強調し、市場への安定的な子牛上場頭数確保の取り組みを求めた。

 JAおきなわの砂川博紀理事長は素牛価格の高騰は「肥育経営を圧迫し今後の経営維持が困難になる恐れもある」とし、JA、組合員一体となって肉用牛の生産拡大の必要性を訴えた。

 那覇空港ビルディングの兼島規社長が記念講演した。県農林水産業振興功労者として屋宜宣貞さんに感謝状が贈られるなど、計5氏が表彰された。

 その他の被表彰者は次の通り。(敬称略)

▽特別功労者 伊波邦夫、仲大盛吉幸▽年間高額販売者部門去勢の部 蔵下良作▽同雌の部 東恩納武

※注:屋宜宣貞の「宜」はワカンムリ