ご飯と食べたい! 「そばのみそ」できました


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 【宮古島】宮古総合実業高校の部活動「島ラボ」はこのほど、同校で栽培するそばや宮古島市産のグルクン、みそを使用した加工品「グルッとぷからす そばのみそ」を開発した。14日に島ラボの生徒7人が、市平良の「島の駅みやこ」で買い物客に「そばのみそ」を試食してもらい、味について聞き取りをした。聞き取り内容を反映させ、6月末に開催される第64回県学校農業クラブ連盟大会に出品する。

「島ラボ」が開発した加工品「そばのみそ」
「そばのみそ」の試食を買い物客(右)に勧める島ラボの生徒=14日、宮古島市の島の駅みやこ

 島ラボは宮古島の課題を解決しようと、昨年から活動を始めた。同校食と環境科環境クリエイトコースが栽培するそばを用い、島ラボで活動する同科フードクリエイトコースの生徒が中心となって商品開発をした。「ぷからす」はみゃーくふつ(宮古語)で「うれしい」の意味だ。

 「そばのみそ」を試食した買い物客の小松見衣子さん(44)=市平良=は「そばの味がそのまま丸ごと味わえる。魚の薫製も入っていて、ご飯と一緒に食べたい。おいしいみそだ」と話した。

 試食会に参加した川田美琴部長=フードクリエイトコース3年=は「評判はおおむね好評で、『宮古みそらしくなくて新しい』という感想が多かった。野菜炒めなどいろいろな料理に使えたらいい」と笑顔で話した。