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生ごみ、汚泥→液肥やガス燃料 石垣市、8月から利用開始

石垣市が独自に設計したメタン発酵試験プラント=石垣市大川

 【石垣】石垣市は独自に設計したメタン発酵施設で、生ごみやし尿浄化槽の汚泥などを液肥やガス燃料などへ再資源化する取り組みを進めている。8月には液肥をサトウキビ畑や牧草地へ実際に散布し、肥料として活用を始める。一方、発生するガスは発電利用の可能性を模索していく。

 施設は40立方メートルタンクの発酵槽や5立方メートルタンクの液肥貯留槽4基、発生ガス処理の機材などで構成される。タンクなどは費用面を考慮し独自に用意。試験プラントとして市大川の市し尿処理場内に整備された。

 発酵処理は原料混合槽で生ごみと汚泥に泡盛かすも加え、5日間かき混ぜる。1日1トンを発酵槽に送って微生物を使い40日かけて消化処理する仕組み。発酵処理後は消化液を液肥として農地に散布する計画だ。

 一方、発酵に伴い発生するメタンガスはガスメーターで計測し既存の脱硫機で硫化水素を除去し、燃焼の程度を調査するなど活用の検討を進めていく。ただ、発酵過程でバイオガスに含まれる水分の除去やガスの供給方法などに課題がある。

 市農政経済課の担当者は「バイオガスはまだ研究が必要だが、肥料は実用が可能。農家の負担を軽減できる循環型の仕組みづくりが期待できる。今後は家庭の生ごみをもっと収集できるのかなど未利用資源の活用を検討していきたい」と意気込みを語った。(謝花史哲)



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