レキサスに1億超 公庫と3行出資 研究基盤強化へ


社会
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 システム開発のレキサス(うるま市、比屋根隆社長)は24日、沖縄振興開発金融公庫、琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行の県内4金融機関から出資を受け、1億400万円を調達したと発表した。レキサスは出資金を生かし、東京での事務所開設や研究開発基盤の強化、異業種との連携による新しいサービスやブランド立ち上げなどに活用し、ビジネス基盤の強化につなげる。

 出資金の内訳は沖縄公庫が8千万円、琉銀、沖銀、海銀はそれぞれ800万円。レキサスの増資後の資本金は1億2500万円となる。

 レキサスは出資金を生かし、IoT(モノのインターネット)やビッグデータなど、近年注目を集める先端技術の研究開発基盤を強化する。

 インダストリアルデザイン経験者を雇用し、今後、ITサービスと伝統文化や観光などの異業種との連携も模索する。今年中に東京都内にオフィスを開設して県外の取引先との連携を強めるほか、ベトナムなど海外のシステム開発会社との連携も進める考えだ。