「戦争は全て破壊する」 サイパンで慰霊祭


社会
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 太平洋戦争の激戦地となった南洋群島で犠牲になった県出身者を鎮魂する「第47回全南洋群島沖縄県人戦没者慰霊祭」が24日、米領サイパンの「おきなわの塔」で開かれた。日本から訪れた関係者48人と地元から約50人が参列し、犠牲者のみ霊に深い祈りをささげた。

 南洋群島帰還者会の安里嗣淳事務局長は「家族や友人の未来が奪われた憎しみや無念さ、怒りを感じる」と話し、地元からの参加者にも向けて英語で「戦争は全てを破壊する。私たちで友好と平和を築いていこう」とあいさつした。