走者でもボランティアでも 沖縄出光 <第22回あやはし海中ロードレース>


走者でもボランティアでも 沖縄出光 <第22回あやはし海中ロードレース> ボランティアとランナーとして参加する沖縄出光の社員ら=2月27日、那覇市の沖縄出光本社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 あやはし海中ロードレースは例年多くのボランティアに支えられている。コースになっている平安座島にガソリンや灯油などを貯蔵する油槽所を置く沖縄出光は、地域への貢献や交流を目的として少なくとも第4回からボランティアやランナーとして参加しているという。第22回の今回は、平安座島に設備を置く沖縄ターミナルと具志川自治会と共に給水のボランティアを実施する。
 沖縄出光からはランナー10人、ボランティア21人が参加する。さまざまな部署から子どもを連れての参加もあり、社内の交流の場にもなっている。
 ボランティアとして複数回参加している松田由美子さん(47)は「給水所で飲み物を渡していると、地元住民の方もふらっと参加してくれる。地域で支えているイベントなんだなと感じる」と話した。志賀来実さん(24)は「ランナーの方により多く水を受け取ってもらえるよう腕を伸ばして笑顔で水を届けたい」と張り切る。
 前回出場の10キロ部門から距離を伸ばし、ハーフマラソン部門に初挑戦する神谷義之介さん(27)は「コースはいつも仕事で通る道だが、ロードレースではじっくり景色を見られるのでぜいたくに感じる。今回は社内1位を目指したい」と意気込んだ。