15年後の沖縄の観光客 何万人? OCVB予測


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は25日、2016~30年度までの入域観光客数の予測推移を発表した。15年後の30年度の観光客数が1523万人に達すると見込んだ。

 OCVBはこれまで15~25年度の10年予測を発表しており、今回新たに26~30年度の予測推移を追加更新した。26年度の観光客は1287万人を見込み、その後は毎年4・3%増で推移すると試算した。

 直近の16年度の予測値についてもこれまでは809万人と設定したが、県の目標値(840万人)と整合性を持たせ、31万人引き上げて840万人とした。

 OCVBは、17年度までは前年度比の伸び率が0・5%にとどまると予測しているが、誘客や受け入れ体制の構築といったさまざまな施策が浸透することで、18年度以降は年4・3%の伸び率に上昇するとしている。また、20年度は那覇空港第2滑走路が供用開始されるため、伸び率を8・8%と見込んだ。

 予測値は国連世界観光機関(UNWTO)が調査した世界観光客数の長期予想と、1996年度~2015年度までの過去20年の平均伸び率を基にしている。