きらめく夜光貝のアクセ 浜比嘉島に工房・ショップ


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 【うるま】沖縄近海で採れる夜光貝などを使ったアクセサリーを製造、販売するkainowa(かいのわ、うるま市勝連)。デザインから製造まで手掛ける川初真代表は独学で貝の加工技術を学び、2014年、念願の工房兼ショップを浜比嘉島で開業した。

 貝が持つ独特の模様は、一つとして同じものはなく、全てが一点物のオリジナル作品だ。川初さんは「貝が持つ本来の良さを最大限引き出し、人と人とのつながりを大事にした作品を作りたい」と貝の魅力を語る。

 約15年前にダイビング職に就くため、沖縄に来た川初さん。当時、ダイビングショップのオーナーの趣味が夜光貝磨きだったこともあり、川初さんも夜光貝の魅力に取り付かれた。

 そこから、夜光貝の磨き方や加工技術などを独学で学んだ。「最初はホームセンターに通い、試行錯誤だった。やっていくうちに『ここの模様を最大限生かすためにはどうしたらいいか』などデザインを思い付き、楽しみながらやっていた」と話す。

 妻・純子さんと協力しながらデザインや製作などを手掛け、2年前には念願の工房兼ショップを浜比嘉島に開業。「日常使いができ、長く使える作品にしたい」という思いから、素材や形にもこだわった。

 「人と人とのつながりを大切にしながら、貝の面白さを浜比嘉島から発信したい」と2人は笑顔で語る。

 問い合わせは(電話)098(977)7860。

沖縄近海で採れた貝を使って一点物のアクセサリーを製作するkainowaの川初真さん(右)と純子さん=12日、勝連浜のkainowa
夜光貝などの貝を使って製作したkainowaの作品