沖縄県議選きょう告示 48議席に71人出馬へ


この記事を書いた人 志良堂 仁

 任期満了に伴う第12回県議会議員選挙は27日告示され、6月5日の投開票に向けた9日間の選挙戦に突入する。48議席を巡って、13選挙区で71人が出馬する見込み。翁長雄志知事を支える県政与党が多数を維持できるか、自民などの野党や中立が議席数を伸ばし、与党が過半数割れするかが最大の焦点。米軍属による女性遺棄事件に対する強い反発が広がる中での選挙戦となり、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題をはじめ、経済振興や子どもの貧困対策など、翁長県政の課題への取り組みに評価が下される選挙にもなる。 

 立候補予定者は27日午前8時半から各選挙区の選挙管理委員会に立候補の届け出を済ませた後、出発式や出陣式で第一声を上げ、選挙運動を本格化させる。

 現在の県議会は議長を除いて与党24、野党14、中立8で与党多数となっている(欠員1)。今県議選では18人の出馬が見込まれる那覇市・南部離島区のほか、自民が公認2人を擁立し議席拡大を狙う沖縄市区(定数5)、中頭郡区(同)、宜野湾市区(同3)などが与野党勢力の浮沈の鍵を握りそうだ。