【宮古島】宮古総合実業高校の部活動「島ラボ」は、地産地消や減塩など一定の条件を満たしたB級グルメ「Mランチ」を募集している。宮古島市の平均寿命の低下や肥満率の改善を目指したもの。市内の飲食店にメニューを開発してもらい、島ラボの生徒が認定する。
将来的には多数の飲食店に認定Mランチが並ぶことを目標とする。生徒らは「手軽に食べられ、野菜がたくさん入っているメニューを募集している」と呼び掛けている。
琉球大学医学部の等々力英美准教授が行う沖縄の伝統野菜と健康に関する研究「チャンプルースタディ」を参考にした。Mランチの条件は(1)減塩(2~3グラム)(2)宮古島産の野菜(3)エネルギー(550~700キロカロリー)(4)芋類(25~50グラム)の四つだ。
島ラボも5月にMランチのメニューとして、同部活が開発したみそ加工食品「グルッとぷからす そばのみそ」やゴーヤー、紅芋、島ニンジンなどを用いて「沖縄ちゃんぽん~みそ風味~(仮称)」を考案した。
3年の川田美琴部長(18)は「Mランチで食生活の意識を変えて、肥満率の改善を目指したい。また飲食店で販売することで、宮古の看板メニューにもなってほしい」と話した。
Mランチの応募・問い合わせは同校食と環境科の五十嵐康二教諭(電話)0980(72)2249。