護佐丸歴史資料図書館が開館 中城村通史など蔵書12万冊可能


この記事を書いた人 金城 美智子
中城村護佐丸歴史資料図書館のオープニングカットをする開館式典出席者=30日午前、中城村安里の同館

 【中城】中城村の英雄・護佐丸にちなんだ「ごさまるの日」の5月30日、中城村護佐丸歴史資料図書館の開館式典が村安里の同館で開かれた。浜田京介村長のほか、島尻安伊子沖縄北方担当相らが出席した。

 同館は12万冊の蔵書能力を持つほか、村の歴史を通史や、護佐丸が築城した中城城跡の特徴などを学ぶことができる歴史資料館も併設されている。3階建ての高さ17・4メートルで、屋上が津波の一時避難所となっており、防災備蓄品も収蔵している。
 浜田村長は「村民の共有財産である自然と歴史、文化的価値を再認識し、後世へと継承していく拠点施設となることを期待している」とあいさつした。
【琉球新報電子版】