空自F15、嘉手納基地に緊急着陸 けがはなし


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 【嘉手納】航空自衛隊第9航空団第304飛行隊のF15戦闘機が1日午前11時58分ごろ、米軍嘉手納基地に火花を散らしながら緊急着陸し滑走路が一時閉鎖された。目撃者によると機体のフックを滑走路上のワイヤに引っ掛けて着陸するとみられたが、機体が着陸した後にフックが出たため滑走路と摩擦が起こり、一時火花を散らす場面があった。

 空自那覇基地によると那覇発着の民間航空機への影響はなく、パイロットにけがはない。

 同基地によると、F15は午前10時28分に那覇空港を離陸し同10時50分ごろまでに、複数ある燃料タンクのうち両翼の下にある二つのタンクから機体に燃料が送られていないことが確認された。燃料を減らすために上空で飛行を続け、嘉手納基地に緊急着陸した。

 同基地は「着陸は通常通りだった」と説明した。