鹿児島の中高一貫校 楠隼が26日に説明会 15年開校の全寮制男子


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学校説明会への参加を呼び掛ける鹿児島県立楠隼中学校・高校の中尾健太教諭=琉球新報社

 全国から生徒を募集している鹿児島県の全寮制男子校の併設型中高一貫教育校、県立楠隼(なんしゅん)中学校・高校(肝付町)が、26日午後2時から那覇市の自治会館で学校説明会を開く。

 同校は2015年に開校し、近くにロケット打ち上げ場がある地の利を生かした「宇宙学」や、今後の大学入試改革を見据えた「ことば探究」などの特色を打ち出している。現在は中高の各1、2年生が在籍しており、鹿児島県内を中心に関東、沖縄からの生徒もいるという。定員は各学年60人。

 寮は個室で3食が付き、夜も指導員が付いて学習体制を整える。経費は他の公立校と同様だが寮費として月5万円前後が必要。琉球新報を訪れた中尾健太教諭は「鹿児島も離島が多く、親元を離れて進学する生徒がいる。全寮制の方が安心だ」と話し、説明会への参加を呼び掛けた。
 説明会の問い合わせは楠隼中高一貫教育校(電話)0994(65)1192。