地域

“書道愛”あふれるポスター 伊江島で話題に

内間咲也子さんが手掛けた手書きの水彩画ポスター=5月29日、伊江村内

 【伊江】「ポスターを描いたのは誰?」と1枚のポスターが注目を浴びている。

 5月24日に伊江小学校で行われた龍賓書道会主幹、星弘道さんの「お話と実演会」を呼び掛けるポスターが住民の目を引き付け、会を終えた現在も話題になっている。

 星主幹の来島当日には、歓迎の意を込めて伊江港に拡大ポスターを張り、会場横断幕にもポスターを添えた。裏方として会を成功に導いた。

 作者は住民の内間咲也子さん(19)。内間さん自身、龍賓書道会とは関わりが深い。小学1年から中学2年まで「書」を習い、中学2年の時には、同会の誌上展学生部門で準大賞を受賞した腕前。同村で第1号の歴史を刻んだ。毎日描かないと落ち着かないという「絵」でも実績がある。中学時代には色鉛筆で仕上げた「世界エイズデーポスターコンクール」で全国2位に輝いた。

 ポスターは、水彩画で男女6人のオリジナルキャラクターが筆を持ち、四字熟語の「書」を融合させた。好きな絵を「描く」ことと秘めた書を「書く」ことをポスターで共演させ、髪の毛1本まで繊細に透明感がある作品に仕上げている。星主幹や同会の本部職員からも高い評価を得た。

 内間さんは「髪の毛の色を黒で2度塗りするつもりだったけれど力尽きてしまった。これはこれでよかったかな。でも、満足していない」と自身を厳しく評す。

 内間さんの書を指導し、ポスターを依頼した知念レイ子さん(64)は「書の堅いイメージとは違い、気軽に参加したくなるようなホッとする温かいポスターに仕上げてくれた」と喜びを話した。

 このポスターを機に内間さんは、村内の団体から依頼を受け、次の作品作りに取り組んでいる。
(中川廣江通信員)