【沖縄】10月の第6回世界のウチナーンチュ大会プレイベントで、県主催の出前講座「レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ事業」が県内で行われている。同講座が5月31日、沖縄市南桃原の球陽高校で開かれた。移民先の海外文化を学べる三つの講座を、3クラスに分かれて同校国際英語課の2年生約140人が受講した。
中村可愛講師は「知ってみよう! 移民した人たちの気持ち」と題して、民族衣装や楽器を通して、楽しく異文化に触れさせた。一方、移民先で県民が差別を受けていたエピソードを紹介し、異文化を理解する大切さを説いた。
中村さんは「自分と違う文化や肌の色に最初は驚くが、受け入れられる人になってほしい。ウチナーンチュ大会は、人々が心のつながりを再確認する場。皆さんも大会に関わり、心のつながりを感じてほしい」と呼び掛けた。
メキシコの衣装を体験した安里朋晃さん(16)は「衣装を着て異文化を感じた。自分たちの習慣を当たり前と思わず、海外の方たちの考え方や文化を受け入れたい」と話した。