沖縄を「チョウの島」に 翔ばそう会、食草植える


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
一列になりチョウの食草の苗を植える参加者ら=5日、琉球大学

 首里城下にチョウを翔ばそう会(大城安弘会長)は5日、琉球大学で幼虫の餌や成虫の蜜源となる食草を植えるイベントを開いた。学生や家族連れら約150人が7種約1500本の苗を植えた。「沖縄県のチョウ」制定を目指す同会の取り組みの一環で、大城肇琉大学長からの協力の申し出もあり実現した。現在、都道府県のチョウを制定しているのは、全国で埼玉県のみ。

 大城会長は「チョウの楽園は人の楽園でもある。沖縄を『チョウの島』にするため、琉大をチョウの拠点にしたい」と抱負を述べた。

 参加した真保栄涼子さん(36)=八重瀬町=は「オオゴマダラが好き。働いている保育園でも植えて、もっとチョウを増やしたい」と充実の表情で語った。