変わります、国頭道の駅 来月、隣接地に3村連携新施設


この記事を書いた人 志良堂 仁
国頭村の観光物産センター「道の駅ゆいゆい国頭」の隣に建設中のやんばる3村観光連携拠点施設のイメージ図(国頭村役場提供)

 【国頭】国頭村の観光物産センター「道の駅ゆいゆい国頭」が今夏、生まれ変わる。7月24日、やんばる3村観光連携拠点施設がゆいゆい国頭の隣の敷地に新たにオープンする。国頭村は2017年4月1日に観光協会を設立する予定で、新施設に観光協会準備室を設け、案内所として位置付ける。「やんばる地域」が国立公園に指定されることから、観光客の受け入れ体制を整えていく考えだ。

 国頭村奥間に位置するゆいゆい国頭は、県内最北端の道の駅。辺戸岬を訪れる観光客らが休憩や食事のために立ち寄ることが多く、年間約14万人が訪れる。

 物産センターの売上高は10年度の約1億1200万円から、13年度には約1億6500万円と順調な伸びを示す。本島北部を訪れる観光客が右肩上がりになる中、駐車場の少なさなどが課題となっていた。

 新施設は、大型バス6台を含む計98台分の駐車場を整備し、既存の駐車場62台と合わせると約2・5倍の駐車スペースが確保される。

 このほか、交流テラスや販売スペースを設け、国頭村の農産物を使ったジェラート、ハイケイ(廃鶏)、イノブタやアヒルの串焼きなど、国頭村ならではの特産品をPRしていく。敷地面積は約8050平方メートル。総事業費は約6億3800万円。

 国頭村企画商工観光課の前田浩也さんは「駐車場が少なく、お客を逃していた部分もあった。国頭村の交流人口を増やし、3村連携の拠点施設として地方創生につなげていきたい」と話した。