愛知の修学旅行生219人が食中毒 沖縄、昼食から原因菌


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 県生活衛生課は7日、食事を提供した修学旅行生ら219人に食中毒の症状が出たとして、名護市の観光施設「OKINAWAフルーツランド」内の飲食店「グリーンプラザ中山」(安里博樹代表)を同日から2日間の営業停止処分にしたと発表した。入院者はなく、症状の出た全員がすでに回復しているという。県によると、今回の集団食中毒は、記録を確認できる2001年以降最大規模となる。また、原因菌はエシェリキアアルバーティーで、同菌による食中毒は県内で初めて。

 県によると、愛知県から5月22~24日に修学旅行で来県した高校生ら376人のうち生徒218人、教員1人が23日~26日に腹痛、下痢、頭痛などの症状を訴えた。症状が出た19人の便を調べたところ、16人から腸内細菌科に属するエシェリキアアルバーティーが検出された。

 北部保健所の調査で、同店が23日に提供した昼食「ニガナの白あえ」からも同じ菌を検出した。