陸上の日本学生個人選手権第2日は11日、ShonanBMWスタジアム平塚などで行われ、女子のハンマー投げは本村夏鈴(那覇西高-九州共立大)が58メートル22で優勝した。
◆成長の58メートル22 1年9ヵ月ぶり自己新
女子ハンマー投げは本村夏鈴(那覇西-九共大)が自己ベストを更新する58メートル22で頂点に立った。「最近調子が上がっていた」という本村は1年9カ月ぶりの自己新を喜んだ。
これまでの自己ベストは57メートル43。平均値は上がってきたものの大会で結果が出なかった。練習時から「ベストが出そう」と感じていたが、春の九州インカレは興奮を抑えきれず自分で自分にのまれた。反省を生かして精神面の課題を修正し、大会で結果を出した。
一方、4投目で自己ベストを出したが5、6投目は今回も「もっと投げたい」という気持ちが抑えきれず、集中が切れた。「一般だと勝てない」と最後まで集中することを課題に掲げ突き進む。「(高校、大学の先輩の)知念春乃さんと一緒に沖縄のレベルを上げたい」と意気込む本村。1年後に照準を合わせる県記録も“見えてきた”。