米軍属女性暴行殺人事件を受けた県民大会が19日に開かれるのを前に、琉球新報は12日、那覇市天久の本社に県内外で活動する若い世代を招いた座談会を開いた。名桜大4年でSEALDs RYUKYU(シールズ琉球)で活動する玉城愛さん(21)、熊本県立大4年の喜久村睦貴さん(25)、主婦の仲村優香さん(26)が参加した。出席者は県民大会に参加する意向を示した上で「日米地位協定の改定を求めたい。日米、沖縄と本土は平等であるべきだ」などの意見が上がった。
玉城さんは「沖縄は構造的差別の中にある。命を奪うのが軍隊の本質だ。まず海兵隊を撤退させ、基地をなくすべきだ」と述べた。
喜久村さんは「日本政府が地位協定改定を求めないのが残念だ。日米が対等になれば米兵の意識が変わり、犯罪も減る」と語った。
仲村さんは「米軍基地を県外に分散させることが全国で基地問題を考え、沖縄に目を向けてもらうきっかけになる」と話した。
県民大会の在り方については「保革や政党に関係なく集まれる大会にしてほしい」「多くの人が追悼したい気持ちを持っているが、基地反対の訴えが前面に出ると極端な印象を抱き、参加できない人もいる」などの意見があった。