沖縄国際映画祭ことしで終了　実行委が解散をHPで発表　4月20、21日開催が最後に　吉本興業が離脱

　沖縄国際映画祭実行委員会は、20、21日に行われる、第16回目の「島ぜんぶでおーきな祭　沖縄国際映画祭」の開催をもって終了することを10日、同実行委ホームページで発表した。

　3月4日の実行委員会臨時総会で、吉本興業が今年を最後に実行委から抜けると表明し、来年以降の開催については実行委で議論するとしていたが、中心的役割を担ってきた吉本が離脱することで、来年以降の開催は困難とみられていた。同実行委は「臨時総会以降、今後の映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第16回の開催を最後として本委員会は解散することとなった」としている。

　同ホームページによると、沖縄国際映画祭は2009年に始まり、15年からは「島ぜんぶでおーきな祭」との名称を付して、映画だけでなく、音楽やお笑い、ダンス、アート、スポーツなど沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典として開催してきた。