全面飲酒規制を解除 在日米海軍 沖縄は継続


この記事を書いた人 金城 美智子

 在日米海軍は17日、6日に発令した基地内外での全面的な飲酒規制を解除したと発表した。米軍属女性暴行殺人事件や米海軍兵による酒酔い逆走事故などを受けて実施されていた。これとは別に在日米軍、在沖米軍が全体として実施している米兵の夜間外出や基地外での飲酒に関する規制「リバティー制度」は引き続き適用される。

 在日米海軍のマシュー・カーター司令官は声明で「暫定的な飲酒制限は罰則としてではなく、また恒久的な措置として課したものではなかった」と解除の理由を説明。規制期間中、アルコール消費に関する隊員教育などを行ったとした。
 在日米海軍は飲酒の全面規制の緩和後は、基地内のレストランやクラブで飲酒する2等兵曹以下の全海軍兵に対し、同伴者と行動することを義務付けている。また2等兵曹以下は基地外での勤務時間外行動計画の提出も義務付けている。
【琉球新報電子版】