新垣旬子氏、日本台湾商会連合総会の総会長に 沖縄から初


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 沖縄で活動する台湾出身経済人で組織する琉球台湾商工協会の上部組織に当たる、日本台湾商会連合総会の総会長に新垣通商社長の新垣旬子氏が就任した。新垣社長は琉球台湾商工協会の名誉会長で、同協会から連合総会長が誕生するのは初めて。

 21日、琉球新報社を訪れた新垣総会長は「全国に沖縄の素晴らしさをアピールしたい。日本の企業と台湾企業とのビジネスマッチングを促進させたい」と抱負を述べた。

 日本台湾商会連合総会は沖縄を含め、東京や千葉、神奈川など全国6カ所に支部がある。琉球台湾商工協会によると、台湾の商工業者で組織する台湾商会は世界67カ国、172の支部がある。

 新垣総会長は「毎年2月に台湾で開催する台湾ランタンフェスティバルのようなイベントを沖縄でも開催したい。そうすれば冬場でも沖縄にもっと観光客が訪れる」と話した。

 新垣社長は基隆市出身。1960年から沖縄に移り住み、80年に新垣通商を創業し、現在は総合商社として貿易事業のほか、ホテル、飲食店経営なども手掛けている。