アートな気分で宿泊 タイの子どもたちの絵が彩る


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タイの子どもたちが描いたアート作品で内装する「ホテルWBFアートステイ那覇」の客室=21日、那覇市牧志

 WBFリゾート沖縄(豊見城市、兼城賢成社長)は20日、「ホテルラッソ国際通り」を大幅リニューアルした「ホテルWBFアートステイ那覇」を那覇市牧志の沖映通りに開業した。子どもの描いた絵や写真家の作品を内装に用い、89の客室を全て違う絵柄とレイアウトで構成するなど「文化・アートと寄り添うホテル」をコンセプトにした個性的なホテルとなった。

 全10階のうち、3~10階の80室はタイ北部チェンマイのエイズ孤児らの施設「バーンロムサイ」で子どもたちが描いた絵を壁紙に使用。NPO法人・バーンロムサイジャパンは絵画制作が免疫力を上げるとして、アートを通じてタイの貧しい子どもたちを支援している。

 2階は客室9室を新設。国内写真家9人の作品を壁や天井に展開し、作家ごとに部屋の広さやレイアウトが異なる。
 松川修支配人は「WBFグループとしてアートステイホテルのコンセプトを全国展開していく」と述べた。