沖銀60周年記念 1株50円期末配当決定 「持続可能なビジネスモデルを」


この記事を書いた人 金城 美智子

 沖縄銀行(玉城義昭頭取)の株主総会が24日、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇で開かれた。当期純利益が71億4200万円となった2016年3月期決算を報告し、創立60周年を記念して1株15円の配当を加えた1株50円、総額約9億9900万円の期末配当を決定した。

 玉城頭取は、15年度から取り組む「第17次中期経営計画」を説明した上で「日銀によるマイナス金利付き量的・質的金融緩和策により収益環境は変化しているが、地域密着型の銀行として、お客さまと従業員の満足度向上を実現し、付加価値のある持続可能なビジネスモデルの構築を目指す」と述べた。
 株主総会の冒頭には、元男性行員が正規の手続きを経ずに貸し付けを行った不祥事に触れ「多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる。信頼回復と再発防止に向け、全力を尽くす」と話した。【琉球新報電子版】