CSに臨む意気込みを語る琉球ゴールデンキングスの今村佳太（左）とアルバルク東京のテーブス海＝6日、千代田区の帝国ホテル
琉球新報社 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス（西地区1位）と西地区優勝争いをしていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（同2位）が6日、佐賀県のSAGAアリーナで佐賀バルーナーズ（同5位）と対戦し、80―68で勝利した。キングスは名古屋Dとレギュラーシーズン41勝と勝ち星では並んだものの、直接対決で4戦4敗と敗れていたため、名古屋Dが西地区優勝となった。キングスは西地区7連覇を逃した。
同日、東京都内で開かれたチャンピオンシップ（CS）出場チームによる会見で、キングスの今村佳太は「悔しい気持ちが強いがそれまで6連覇したことを誇りに思っている。真剣に結果を受け止めてより新しい気持ちでCSに臨みたい」と意気込んだ。
CSにはキングス以外に、宇都宮ブレックス、三遠ネオフェニックス、名古屋D、アルバルク東京、シーホース三河、広島ドラゴンフライズ、千葉ジェッツが出場する。CSのクオーターファイナル（QF）のキングスの対戦相手はA東京となり、10、11、13日に東京都の有明コロシアムで対戦する。CSは2戦先勝方式が採用され、1勝1敗の場合は1日おいて第3戦を行う。
（屋嘉部長将）
今村「挑戦者の気概で」
【東京】プロバスケットボールBリーグは6日、千代田区の帝国ホテルで会見し、今シーズンの年間王者を決めるチャンピオンシップ（CS、10日開幕）に出場する8チームを発表した。昨シーズンで初のリーグ王者となった琉球ゴールデンキングスの今村佳太は、目指す目標を「優勝」ときっぱり。「よりチャレンジャーの気持ちを持って臨む」と気合を入れた。
会見後の取材で今村はCSクオーターファイナルの対戦相手となりアルバルク東京について「タフなチーム」と評価。試合に臨む意気込みについて「どれだけタフなシチュエーションでも我慢し続けて闘えるかが大事で、そこだけは負けたくない」と決意した。
今村は、シーズン終盤で勝ちきれずに苦しんだ記憶を振り返って、CS出場チームの中でも「一番苦しいシーズンを送ってきたかなと思う。この苦しい時期が結果につながるよう、しっかり準備をしていく」と決意。苦しみをバネにチーム一丸で闘志をたぎらせ、「もう一回、沖縄の皆さんに優勝トロフィーを持ち帰る」と、2連覇への意気込みを語った。
（斎藤学）
