<訃報>初代宮古島市長 伊志嶺亮さん


<訃報>初代宮古島市長 伊志嶺亮さん
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 元宮古島市長の伊志嶺亮(いしみね・あきら)さんが7日午前5時40分、老衰のため宮古島市の福祉施設で死去した。91歳。伊良部村出身。葬儀は家族葬で行われた。喪主は長男了(れお)さん。岡山大学医学部を卒業し、琉球政府立療養所宮古南静園の園長や平良市文化協会会長などを歴任後、平良市や合併した宮古島市の初代市長を務めるなど、宮古島を医師や文化人、政治家として支えてきた。

 1957年に宮古南静園に赴任。61年には府立宮古病院の院長を務めた。64年には伊志嶺医院を開業。平良市文化協会会長や宮古芸術友の会会長などを歴任した。

 1994年に平良市長に初当選し、3期務めた。2005年、宮古島市の合併に伴う市長選で当選を果たし、初代の宮古島市長となったが、市職員による相次ぐ不祥事を受けて2008年12月に任期途中で引責辞任した。