台風1号が発生 エルニーニョ影響 過去2番目の遅さ


この記事を書いた人 新里 哲

 気象庁によると、3日午前9時、西太平洋のカロリン諸島付近で熱帯低気圧が台風1号になった。統計がある1951年以降、過去2番目に遅い台風発生となった。

 台風は3日午後9時50分現在、カロリン諸島付近にあり、1時間に15キロの速さで北北西に進んでいる。中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。

 沖縄気象台によると、6日の夜から沖縄地方に近づき、7日から8日にかけて最接近する恐れがある。現時点で沖縄から距離があるため、先島地方に近づくか沖縄本島に近づくか、判断が難しいという。

 気象庁によると、南米ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が終息した影響で、例年に比べて台風の発生が遅れたとみている。