方言でガーラと一口に言ってもその種類は多く、釣り人に人気があるのは、ロウニンアジ、オニヒラアジ、カスミアジ、ギンガメアジなどで、その中でも最大となるロウニンアジは釣り人憧れのターゲットとなっている。
屋我地島在住の山里将大さんは父親と一緒にタマン釣りを始めたが、時々ヒットしては逃げられたガーラを釣ろうと3年前からガーラ狙いにターゲットを変更した。この3年間で最大25キロを含む8匹のガーラを釣り上げた。
7月1日はガーラの目撃情報があった今帰仁海岸のマイポイントで午後2時から竿を出した。ボラを餌にちょい投げでアタリを待った。10分後、20メートルほど離れた木陰でアタリを待っているといきなり竿がくの字に曲がり、リールからすごい勢いでラインが出ていった。急いで駆け寄り、竿を手にした時には既にラインを100メートルくらい出されていた。
ポンピングでジワジワとガーラを寄せては、再び50メートルラインを引き出されたりすること3回。ようやく足元に寄ったのは自己記録を上回る123.5センチ・29.7キロの大物で、父親がギャフを掛けて取り込んだ。2年ぶりの自己記録更新に親子で喜んだ。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)